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  • 公開日時 : 2020/07/29 11:28
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暗号資産とは

暗号資産とは何ですか?
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回答

暗号資産とは
「暗号資産」は、もともと「仮想通貨」と呼ばれていました。2020年5月1日に施行された改正資金決済法によって「仮想通貨」から「暗号資産」に改称されました。
暗号資産とは、日本円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではなく、インターネット上でやりとりできる財産的価値を持つ電子データです。インターネット上で決済や送金が可能であり、「交換所」や「取引所」と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)を介して、日本円、ドル、ユーロなどの法定通貨と交換することもできます(暗号資産交換業は、金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが行うことができます)。
 
代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。
当社は登録事業者(関東財務局長 第00018号)として、暗号資産c0ban(コバン)を取り扱う「c0ban取引所」を運営しております。
 
◆Suicaなどの電子マネーとの違い
暗号資産も、電子マネーも目に見えない点、電子的に決済するという点では同じです。
相違点としては、発行・管理主体の有無が挙げられます。暗号資産はインターネット上で発行されるため発行主体はありませんが(一部の例外は除く)、電子マネーは発行主体が存在します(例えばSuicaの場合はJR東日本など)。基本的に特定の法定通貨(日本円など)で利用前にチャージして活用するため、発行主体となる企業のカバー範囲でのみの使用となります(使用できるのが国内に限られるなど)。
一方、暗号資産はインターネット上であれば世界中で使用、送金することができます。
 
◆暗号資産の特徴
・世界中誰でも、いつでもどこでも使える
暗号資産は世界中で、誰でもいつでも相手に対して送金することが可能です。
法定通貨は、海外旅行の際、現地の通貨に両替しなくてはなりませんが、中央機関が存在しない暗号資産では不要です。
また、国際送金のスピードも法定通貨と比べて格段に速く、法定通貨は数日かかるのが、暗号資産では数秒から数十分と短時間で完了できます。さらに、国によっては個人の銀行口座を持てない人々がいます。暗号資産であれば、スマートフォン一台で管理することができるので、潜在的な需要、導入のしやすさは法定通貨以上であるとも言われています。
 
・堅牢なセキュリティーシステム
暗号資産は、ブロックチェーンという、ネットワーク上のシステムを技術基盤としています。
ブロックチェーンはマイニングという仕組みでその安全性が担保されており、データの耐改ざん性があることが特長のひとつです。